タトゥーや髪染めのヘナには美肌効果や薬効も

美容大国モロッコに伝わる天然素材を使った手作りコスメを紹介しています。
簡単で実用的なレシピもたくさん!

タトゥーや白髪染めの植物として、日本でも知られるヘナ(ヘンナ)。

ヘナ(学名:Lawsonia inermis L.)はミソハギ科の1メートルほどの丈の低木で、ペルシャや中東のメソポタミア地方が原産といわれています。

乾燥した気候の土地に育ち、エジプト、スーダン、北アフリカ(特にモロッコ南部)、アメリカ、オーストラリアで大量に栽培されています。

ヘナ染めに使用される葉の色は、深緑からオリーブ色までさまざまなグラデーションがあります。

花にも薬効があり、種類により、ピンク、白、黄の色が分かれます。

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ヘナの効能は?

ヘナは、古代から医薬品として用いられてきました。

古代ギリシャの植物学者ディオスコリデスは、

「葉は収斂作用があり、かめば口内の潰瘍や創傷を治す。熱を持った腫物の湿布にもなる。煎じた汁は火傷にきく。花を粉砕して酢と一緒に額に塗れば、頭痛が鎮まる。神経痛の湿布にするときは、布にペーストを塗りつけるのがよく、こうすると香りを放つ」

と記述しています。

古代ローマ時代の博物学者プリニウスの『博物誌 植物篇』によると、

ヘナには「葉は胃や子宮の部分に塗る。新しい葉をかめば、頭や口内の潰瘍、腫物などを癒す。煎じた葉は火傷や脱臼によい。花は酢とともに塗れば頭痛を抑える」薬効がある

とのこと。

同じく古代ローマのギリシャ人医学者ガレーノスも、ヘンナの枝や葉に収斂作用があり、煎じ汁は火傷に効くといい、

「乾燥させる働きがあるので、炎症による腫物の手当てに用いられる。口内の創傷にもよい」

と述べています。

ヘナは殺菌や抗真菌、制汗作用などで知られ、熱を下げる働きもあり、解熱用湿布として使われます。

古代ローマ時代には、い香りがするヘンナ油が流行したそうです。
ヘンナは小さな種子をオリーブオイルに入れて煮込んで作ったとのこと。
ヘンナ油には、体を温め、こわばった筋肉をほぐし、快い眠りを誘う働きがあるといわれています。

ヘナの美容効果

ヘナは、葉を乾燥させて、ヘアカラーなどの染料として使われます。
眉毛やひげ、手の平などにほどこす入れ墨としての使用もよく知られています。

葉の色は、黄緑やグレーかかった緑とさまざまで、モロッコのヘナはオリーブ色を濃くしたような緑色です。

オレンジがかった赤色に染まりますが、染まる色は元の葉の色によって変化します。

髪染めでおなじみのヘナ(ヘンナ)は、邪気を退ける力があるといわれ、モロッコでは健康や喜び、美の象徴です。ヘナタトゥーは、女性の身を守り、幸福をもたらすと信じられています。芸術的なレース文様は地域ごとに特色があり、手描き以外に簡単なシール式も。
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また、肌に弾力を与え、引き締める働きがあるといわれ、スキンケアにも用いられます。
特に、乾燥肌に向いています。

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ヘンナには色が染まらないタイプもあり、スキンケアなど日常的には、染まらないヘンナを使うようです。

モロッコのスーク(市場)で、「染まらないヘンナが欲しい」と尋ねたら、店頭に並んでいました。
逆に、色の染まるヘンナは奥にあり、店員がごそごそと出してきました。

北アフリカのモロッコやチュニジアでは、スキンケアをはじめ、実にさまざまな使われ方がされています。

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