クレオパトラはアラビアン自然派美容の元祖

美容大国モロッコに伝わる、ハーブやアルガンオイル、ガスールなど天然素材を使った手作りコスメを紹介しています。簡単で実用的なレシピもたくさん!

紀元前からボディケアが行われていたエジプト。
そのカリスマ的存在といえば、古代エジプトの女王クレオパトラでしょう。

クレオパトラは、その麗しい姿をキープするために、さまざまな美容法が生み出しました。

たとえば……。

・ロバのミルクで入浴し、シルクのような柔らかい肌を保っていた
・はちみつのパックを欠かさなかった
・アンバーグリスをスキンケアに愛用した
・爪をヘンナで色づけていた
・水、ハチミツ、砂糖、レモンを原料にしたキャラメル脱毛剤を使用していた

彼女の若さを保つ秘薬は、スイートアーモンドオイルやオリーブオイル、パームオイル、ココナッツオイルに、さまざまな芳香植物を煮詰めて抽出したエッセンスを加えた香りのオイル。

入浴後、このオイルでマッサージをしていたといいます。

クレオパトラお気に入りは、バラとスミレの香りを加えたスイートアーモンドオイル。

それとは別に、足のお手入れ用に特別なブレンドのオイルを使っていたといいます。

クレオパトラ特製のフットケアオイルは、スイートアーモンドオイルに、ネロリ、ヘンナ、シナモンを混ぜたもの。

地中海沿岸で栽培されるスイートアーモンドの木は、”処女の美しさ”と”多産”の象徴として知られています。

脂肪、たんぱく質、ナトリウム、ビタミンA、B、Eを含むスイートアーモンドオイルは、リラックス、保湿、栄養、鎮静の働きがあるといれ、スキンケア、特に、敏感肌に向いています。

ヘンナとシナモンには水虫を治す作用があり、さらにシナモンには血行促進、ネロリにはリラックス効果があるので、まさに理想的なお手入れ法だったのでしょう。

さらに、クレオパトラは、昔は王族しか口にできなかった野菜モロヘイヤを愛食し、ハイビスカスティーも大好きだったと伝えられています。

モロヘイヤはビタミンが豊富で、エジプトでは葉野菜のなかで最も栄養があるといわれています。
クエン酸を含むハイビスカスティーは、高血圧を抑え、疲労回復の効果があります。

また、クレオパトラは、若々しさを取り戻すというサフランも取り入れていました。
恋の媚薬として、お風呂をサフランで香りづけしていたそうです。

クレオパトラにまつわる逸話は数多く、「ローマ帝国のアントニウスを自宅に迎えるときに、部屋中にバラの花びらを敷き詰めた」というエピソードはよく知られています。

野心家のクレオパトラは、自分の美しさの維持に熱心だっただけでなく、植物の香りで心身を癒す必要にも迫られていたのかもしれませんね。

なんだか、現在の女性の状況に似ているようです。

※Health & Beauty Review(講談社)のブログ「イスラム美容研究」で掲載された記事を加筆しました。

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