日本で作れる野菜たっぷりおいしいモロッコ料理

モロッコ料理は「こってりしている」というイメージがあるかもしれませんが、肉、野菜、果物をバランスよく取り入れています。
彩り鮮やかで、栄養満点なのが特徴です。

スパイスを使いますが、辛くはなく、味わい深い。
調理法は煮込んだり、焼いたりと、いたってシンプルです。

以前書いたように、イスラム社会では予防医学に重点をおいているため、美と健康を維持するうえで食事を大切にしています。

そして、なによりも重要なのは、楽しくゆっくり食べること。
おしゃべりしながら、時間を忘れたかのように、食事を楽しみます。

“スローフード”とわざわざ言わなくても、モロッコの生活にその習慣がしみついているのです。

サラダも必ず食卓に並びます。

数種の野菜を混ぜ合わせるというより、単品もしくは二種類ほどのシンプルなものが多い。

いずれも、オイルと酢にスパイスを加えたドレッシングで味つけ、さっぱりしています。

よく食べられている野菜は、ニンジン、キュウリ、トマト、ズッキーニ、ナスなど。
あっさりしていて、漬物感覚で食べてしまいます。

そういえば、ラッキョウの漬物(日本と同様の)もありますよ。

ポピュラーなニンジンのサラダの作り方はこちらです。

ニンジンのサラダ 2~3人分 調理時間10分

<材料>
ニンジン 2本、ニンニク 1個弱、刻みパセリ 小さじ1、クミン 少々、オリーブオイル、酢、塩、こしょう

<作り方>
ニンジンを洗い、千切りにし、塩を入れた熱湯でゆでます。
つぶしたにんにくをニンジンに加え、10分ほど煮ます。
水気を切り、ニンジンを冷まします。
オイル、酢、こしょう、クミンで味つけ、パセリをふりかけます。

ところで、日本でもタジン鍋が流行りましたね。

「タジン鍋は野菜を蒸すのにいい」とテレビなどで紹介していましたが、タジン鍋があるなら、モロッコ料理にもぜひ挑戦してみてほしいです。

パリ近郊で行われた友人の結婚式に出席しました。

日本人とフランス人のカップルですが、披露宴の昼食はモロッコ料理。
気さくなレストランで、お料理もおいしい。

写真は、最も典型的な料理、羊肉とプラムのタジンです。

アーモンドの香ばしさと玉ねぎの甘み、微妙なスパイス(辛くはないですよ!)がマッチし、とても美味でした。

塩レモンもモロッコの調味料、ということで、日本で話題になりました。
日本のブームが去っても、モロッコでは塩レモンを以前と変わらず使いつづけています。

昔食べた塩レモン入り鶏肉の煮込みがあまりにもおいしかったので、手持ちのモロッコ料理レシピ本で作り方をチェックしました。

塩レモンさえあれば簡単にできるので、ぜひお試しください!

タジン鍋で煮込むといいのですが、普通の鍋でも大丈夫ですよ。

<材料(4人分)>
鶏肉 1羽、玉ねぎ 2個、塩レモン 1個、サフラン 小さじ1/2、植物油(ピーナッツオイルやオリーブオイルなど)、塩・こしょう

<作り方>
鶏肉を適当な大きさに切り、植物油で色づくまで炒めます。
輪切りにした玉ねぎを加え、弱火で数分煮ます。
水カップ2を注ぎ、塩・こしょうして、サフランを入れ、1時間ほど煮込みます。
できあがりの15分前に4つ切りにした塩レモンを加えます。

写真の料理は、オリーブもたっぷり使ってます。