ハーブやスパイスで楽しむ手作り香水
このページで紹介する手作りコスメ
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アラブ地方では、乳香や没薬、安息香などを芳香樹脂を粒状にした香料バフールを焚く習慣があります。
アラブの市場では、粒状の香料を量り売りしています。
モロッコの家庭には、「香炉に似た火鉢」があり、炭をおこした香炉ににバフールを入れると、パチパチという音とともに煙が立ち上り、あたりに良い香りがたちこめます。
バフールは各家庭オリジナルの調合があるそうです。
国によっても香りは違うのでしょう。
ドバイの市場で購入したバフールはすでに調合ずみで、甘いお菓子のような香りがします。
パリのベルヴィルで、高さ15センチほどの小さな香炉を購入しました。
バフールと炭も売っていました。
炭を燃やし、そこにツブツブの芳香樹脂をおくと、ほのかにエキゾチックな香ります。
ただ、この炭がインチキ(?)なのか、なかなか火がつかない。
なので、ただの飾り物になってます。残念ながら。
ハーブを使った手作りオードトワレは、香りがいいだけでなく、心身を癒す効果もあります。
40°以上のウォッカやホワイトリカーなどのアルコールにハーブをつけるだけで、作り方は簡単です。
バラのオードトワレ
材料
バラの花びら … 35g
アルコール … 250ml
作り方
- ガラス瓶に乾燥したバラの花びらを入れ、アルコールを注ぎます。
- ときどき瓶を上下し、中身をまぜながら、1か月暗所においておきます。
- 茶こしなどで濾して、別のガラス瓶にうつします。
香りをより強めたいのなら、一度こした後、新しい花びらを入れ、数日おきます。
メリッサのオードトワレ
身体の節々の痛み、リュウマチ、疲れたときのマッサージにも使えるオードトワレです。
材料
メリッサ … 5g
ローズマリー … 5g
タイム … 5g
セージ … 5g
アルコール … 250ml
作り方
- ガラス瓶にハーブを入れ、アルコールを注ぎます。
- ときどき瓶を上下して混ぜ合わせ、8日間そのままにします。
- 茶こしなどで濾して、別のガラス瓶にうつします。
オレンジのオードトワレ
リラックス効果も期待できる、爽やかなフルーツの香りのオードトワレです。
材料
オレンジの皮 … 1/2個分
ローズマリーの葉と花 … 大さじ1
ラベンダー … 大さじ1.5
バラの花びら … 大さじ2
アルコール … 250ml
ローズウォーター … 25ml
オレンジフラワーウォーター … 25ml
作り方
- オレンジの皮を適当な大きさに切ります。
- ローズマリー、ラベンダー、バラの花びらをガラス瓶に入れます。
- アルコール、ローズウォーター、オレンジの花水を注ぎます。
- ときどき瓶を上下して混ぜ合わせ、8日間そのままにします。
- ハーブとオレンジの皮を撮り出して濾し、別のガラス瓶に入れ替えます。
クローブのエキゾチックなオードトワレ
クローブは、アラブ地域の女性たちに欠かせないスパイス。
大昔から、アラブの人たちに香水として愛されてきました。
クローブの香水は、自分だけでなく、周囲の人たちの意識を覚醒させる働きがあるといわれています。
ナツメグ、ショウガ、シナモンは、精油ではなく、パウダーで代用しても大丈夫です。
その場合、最後にペーパーフィルターなどで濾して、別のガラス瓶にうつしてから使いましょう。
材料
クローブ … 8個
イチジクのリキュール … 大さじ3
ナツメグの精油 … 4滴
ショウガの精油 … 4滴
シナモンの精油 … 4滴
サンダルウッドの精油 … 8滴
アルコール … 200ml
作り方
- ガラス瓶にクローブを入れ、アルコールとイチジクのリキュールを注ぎ、混ぜます。
- 日の当たらない涼しい場所に保管し、数日そのままにします。
- クローブを取り出します。
- ナツメグ、ショウガ、シナモン、サンタルウッドの精油を加えます。
- 1週間そのままにして、できあがり。
- このオードトワレは、日の当たらない場所で6か月保管可能です。
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