イスラム庭園3:アルカサバ(マラガ)

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マラガの小高い丘にそびえる、ひときわ目立つ巨大な建物アルカサバ。

地中海を見晴らすことができるこの場所には、かなり以前から砦があったという。

イベリア半島にやって来たアラブ人は、すでに存在していたローマ時代の建物を、自分たちの様式に変えていった。アルカサバも、イスラム化したローマの要塞のひとつだ。

アラブ人が改装した城砦は、華やかさには欠けるが、威圧的な外観から、当時のイスラムの覇権をうかがい知ることができる。

アドリアナ広場から階段を上り城へ向かう。ここは、長い間、廃墟となっていたが、イスラム建築が見直され、修復された。城は、イスラム美術館となっている。

途中にいくつかの広場とローマ時代の劇場跡はあるが、庭園と呼べるようなものはない。それでも、深い緑とブーゲンビレアの赤い花が砂色の城壁映え、みごとな景観だ。

イスラム庭園の名残をとどめているのは、ヤシの茂み。後ウマイヤ朝の王は、故郷シリアの思い出として、ヤシの木をイベリア半島へ持ちこんだという。

マラガは、フェニキア人が支配していた頃から、地中海の重要な商業拠点としてにぎわっていた。その後、イベリア半島がローマ帝国の植民市となり、ますます繁栄していく。トラヤヌス帝とハドリアヌス帝がコルドバ出身だったこともあり、マラガで生産されるワインは、ローマへの貴重な輸出品となった。

イスラムの国となっても、この港町はいつも活気にあふれていた。ここに城を構えた権力者は、他のイスラム王がそうだったように、芸術や文学を愛し、洗練された暮らしをしていたようだ。城の周りには、すばらしい庭園があったはずだ。そこは、香り高い花々に彩られ、水の潤いにみちた空間だったに違いない。

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