古代エジプトのクレオパトラはモロッコ美容の祖

美容大国モロッコに伝わる天然素材を使った手作りコスメを紹介しています。
簡単で実用的なレシピもたくさん!

電子書籍
モロッコ美容 1日使い切り手作りコスメ
 アルガンオイルとガスールの使い方」  400円

アルガンオイルとガスールの2つを使ったパックやスクラブなど、1回で使い切る手作りコスメを紹介します。簡単な手作りコスメで、おうち時間を楽しみ、美しく!

美容の起源をさかのぼると、古代エジプトにたどりつきます。

フランス・パリのルーヴル美術館の化学者が、古代エジプトの墓から発見された白粉(パウダー)を分析したところ、古代エジプト時代の化粧品は高度な技術で作られていることがわかったそうです。

白粉を構成するベースの原料は、白鉛鉱と方鉛鉱の2つの鉛。
さらに、ラウリオンとフォスゲナイトという珍しい成分も含まれ、それらは人為的に作られた合成化合物であると判明しました。

カラー調整もしていたそう。
ラウリオンとフォスゲナイトの混合物に、白鉛鉱を加えたらナチュラルな肌色、方鉛鉱を混ぜて日焼け肌向けに、という具合。

エジプトでは、紀元前からボディケアも行われていました。
そのカリスマ的存在といえば、古代エジプトの女王クレオパトラでしょう。

クレオパトラは、その麗しい姿をキープするために、さまざまな美容法が生み出しました。

たとえば……。

・ロバのミルクで入浴し、シルクのような柔らかい肌を保っていた

牛乳を入れるだけの簡単な牛乳風呂。美肌効果はもちろん、牛乳に豊富なカルシウムはイライラを軽減するといい、入浴のストレス緩和効果をアップします。また、お風呂は免疫力を高めるのに役立ちます。保湿力の高いはちみつも加えたモロッコ美容の入浴剤です。

・はちみつのパックを欠かさなかった

モロッコの手作りコスメで使う基材はちみつの効能と使い方を紹介します。ミネラルとビタミンが豊富なはちみつは、免疫システム強化、抗酸化作用といった働きがあります。美容効果も高く、皮膚の細胞を再生し、深層に栄養を与え、水分補給し、シワを予防します。

・アンバーグリスをスキンケアに愛用した

ムスク(麝香)とアンバーグリス(龍涎香)はモロッコやアラブの人々がに必須の“心ときめかす官能的な香り。美容効果もあり、ムスクは肌を若返らせる働きがあり、ボディオイルになります。アンバーグリスは、酔わす作用があり、媚薬として用いられることも。

・爪をヘナ(へンナ)で色づけていた

タトゥーや髪染めで知られるヘナは、モロッコ手作り化粧品の材料として欠かせません。肌を引き締め、弾力を与えるスキンケアがあり、紫外線から肌を保護して日焼けを防ぐ作用も。ニキビや湿疹、足のひび割れ、頭痛や潰瘍などを治す医薬品としても使わてます。

・水、ハチミツ、砂糖、レモンを原料にしたキャラメル脱毛剤を使用していた

砂糖とレモン、はちみつの手軽な材料でできるシュガーワックスの作り方と使い方を紹介します。キャラメル状の脱毛剤はクレオパトラも行っていたというお手入れ。モロッコの脱毛法で蒸気風呂ハマムには専門のエステティシャンも。甘い香りの肌に優しい脱毛法です。

さらに、クレオパトラは、昔は王族しか口にできなかった野菜モロヘイヤを愛食し、ハイビスカスティーも大好きだったと伝えられています。

モロヘイヤはビタミンが豊富で、エジプトでは葉野菜のなかで最も栄養があるといわれています。
クエン酸を含むハイビスカスティーは、高血圧を抑え、疲労回復の効果があります。

また、クレオパトラは、若々しさを取り戻すというサフランも取り入れていました。
恋の媚薬として、お風呂をサフランで香りづけしていたそうです。

美容大国モロッコの手作り化粧品の材料となる植物の紹介です。”健康の花”とも呼ばれるサフランは、鎮痛や鎮静などの作用があり、昔から医薬品として知られていました。独特な香りと黄色に色づく貴重な料理用スパイスで、若々しさを保つ美容効果もあります。

クレオパトラにまつわる逸話は数多く、「ローマ帝国のアントニウスを自宅に迎えるときに、部屋中にバラの花びらを敷き詰めた」というエピソードはよく知られています。

美容大国モロッコの手作り化粧品の材料となる植物の紹介です。繊細な香りのバラは美容効果も高く、収れん作用があり、敏感肌や傷んだ肌に適しています。保湿効果が高く、きめの細かい美肌を作ります。バラを漬けて作ったリッチなハーブオイルは入浴後のお手入れに。

野心家のクレオパトラは、自分の美しさの維持に熱心だっただけでなく、植物の香りで心身を癒す必要にも迫られていたのかもしれませんね。

なんだか、現在の女性の状況に似ているようです。

スポンサーリンク

アロマオイルのルーツは古代エジプトの香油

芳香植物を油に混ぜた香油は、古代エジプトで作られはじめたといわれています。
アラブ地域では、皮膚の荒れを防いだり、体臭をまぎらしたりするために、香油が普段から用いられていたそうです。

この香油は、西洋のアロマテラピーの原点といえるでしょう。

初期のころの香油は、一種類の香料で作っていたのですが、数種類を組み合わせると香りが複雑になり、効用も高まることがわかり、次第に洗練されていきました。

クレオパトラの若さを保つ秘薬は、スイートアーモンドオイルやオリーブオイル、パームオイル、ココナッツオイルに、さまざまな芳香植物を煮詰めて抽出したエッセンスを加えた香りのオイル。

入浴後、このオイルでマッサージをしていたといいます。

クレオパトラお気に入りは、バラとスミレの香りを加えたスイートアーモンドオイル。

それとは別に、足のお手入れ用に特別なブレンドのオイルを使っていたといいます。

クレオパトラ特製のフットケアオイルは、スイートアーモンドオイルに、ネロリ、ヘンナ、シナモンを混ぜたもの。

地中海沿岸で栽培されるスイートアーモンドの木は、”処女の美しさ”と”多産”の象徴として知られています。

脂肪、たんぱく質、ナトリウム、ビタミンA、B、Eを含むスイートアーモンドオイルは、リラックス、保湿、栄養、鎮静の働きがあるといれ、スキンケア、特に、敏感肌に向いています。

ヘンナとシナモンには水虫を治す作用があり、さらにシナモンには血行促進、ネロリにはリラックス効果があるので、まさに理想的なお手入れ法だったのでしょう。

香油でマッサージをする習慣は古代ローマに伝わり、紀元前後の「ローマの平和」時代には、香油を楽しむのが趣味として大流行しました。

もちろん、香油の伝統はいまでもアラブの国々に受け継がれています。

 こちらも! 

美容大国モロッコの手作り化粧品のレシピ。牛乳やはちみつ、ハーブを材料にした入浴剤の紹介です。ハーブビネガーで潤い肌に。牛乳とはちみつのバスミルクでリラックス。糠とオートミールでしっとり肌に。乾燥肌にバラとラベンダー。クルミの葉は血行促進。
アラブ地域の蒸気風呂(スチームバス)ハマムは娯楽的な公衆浴場。美容大国モロッコのハマムは日本の銭湯に近く、心身の癒しの場です。エステサロンを兼ねていて、垢すりやマッサージ、キャラメル脱毛などのエスティシャンが、美肌作りのボディケアが体験できます。
美しい足のお手入れを大切にする美容大国モロッコのフットケアの紹介です。ローリエ、赤ブドウ葉、マシュマロウなどのハーブを材料にした、足の疲れやむくみに効く足浴は全身のリラックス効果も。ヘナやミントティーのマッサージも疲れた足の元気を回復させます。
美容大国モロッコの手作り化粧品のレシピ。天然素材を材料にしたネイル&ハンドケアを紹介。はちみつ入りアルガンオイルでのマッサ―ジ。塩レモンの手浴ですべすべ肌に。傷んだ爪にはレモン、ひび割れにはクルミの葉を。牛乳ローションで白くしなやかな手に。
スポンサーリンク

フォローする