「モロッコ美容 1日使い切り手作りコスメ
アルガンオイルとガスールの使い方」 400円
アルガンオイルとガスールの2つを使ったパックやスクラブなど、1回で使い切る手作りコスメを紹介します。
簡単な手作りコスメで、おうち時間を楽しみ、美しく!
英語で「マートル」、フランス語では「ミルト」と呼ばれるギンバイカ。
白いレースのような花は爽やかな甘い香りで、古代ギリシャ・ローマでは、愛と美のシンボルとされ、いまでも結婚のブーケで用いられています。
伝説では、アダムが地上にもたらした3つの植物うちのひとつ、最初の花がギンバイカだったといわれています。
ちなみに、あとの2つは、食糧となる小麦の穂と、果物となるデーツ。
美容大国モロッコの手作り化粧品の材料となる植物の紹介です。ナツメヤシの果実デーツは栄養満点で長期保存のでき、アラブ人にとって重要なエネルギー源。活性化作用や鎮静作用があるといわれ、乾燥から肌を守り、疲れた皮膚や髪を元気にする働きがあります。
ギンバイカの葉は消毒および収斂作用で知られ、古代エジプトから、医薬品や化粧品として用いられていました。
千一夜物語にも、ギンバイカは登場します。
モロッコ美容の手作りコスメ!中東の代表的な物語アラビアンナイト(千一夜物語)では、スーク(市場)に並ぶアーモンドやヘンナ、さまざまな芳香植物やムスクやサフランの香り、蒸気風呂ハマムの習慣など、豊かで贅沢なイスラムの美容文化が語られています。
咳を抑える働きがあり、ギンバイカ、セージ、タイムなどの葉を煎じて、うがい薬としても使われます。
ギンバイカの美容効果は、中世時代にすでに知られていたといいます。
当時、ギンバイカの赤い枝と白い花から作られた、フレッシュな香りのローション「天使の水」は、肌を引き締め、老化を防止する化粧品として人気だったそうです。
学名:Myrtus communis
科名:フトモモ科
使用部位:全草
開花時期:5月~7月
収穫時期:開花中
特徴
白い花と艶やかな濃い緑の葉をした常緑樹で、黒い実をつけます。
原産と生息地
地中海沿岸が原産といわれ、チュニジアやモロッコ、トルコなどに生息します。