モロッコの粘土ガスールでしっとり潤い肌に

美容大国モロッコに伝わる天然素材を使った手作りコスメを紹介しています。
簡単で実用的なレシピもたくさん!

電子書籍
モロッコ美容 1日使い切り手作りコスメ
 アルガンオイルとガスールの使い方」  400円

アルガンオイルとガスールの2つを使ったパックやスクラブなど、1回で使い切る手作りコスメを紹介します。簡単な手作りコスメで、おうち時間を楽しみ、美しく!

ミネラル豊富な天然クレイ(粘土)は、太古の昔から傷を癒す治療薬として用いられ、エジプトでは、ミイラの腐敗処理に使っていました。

モロッコの粘土(クレイ)ガスールは、モロッコ美容に欠かせないアイテム。何の変哲もない“地味”な色の粘土ですが、底力はすごいのです。

ガスールは、アラビア語で「洗う、きれいにする」の意味。

モロッコでの一番よく知られた使い方は、シャンプーや石けんですが、それ以外にも、顔や髪、全身のパックとして愛用されています。

ガスールの効果とは?

13世紀ごろから採掘されてきたというガスール。かつての湖底に粘土や塩が堆積し、火山噴火などの地質変化も加わり、良質な粘土が生成されていきました。

クレイはミネラルの比率で色合いや性質が違い、モロッコ特産のガスールは一般的に灰色です。

ガスールはスメクタイトと呼ばれる水溶性の鹸化粘土で、マグネシウム、シリカ(ケイ素)、炭酸塩といった成分で構成された美容効果が高いクレイです。

ガスールにはさまざまな効能がありますが、なかでも優れているのは毛穴の汚れを吸収する強力です。

水に溶けてマイナスイオン化したガスールは、皮膚や頭皮の深部まで浸透し、プラスイオンの汚れに結合します。汚れとくっついたガスールを水で洗い流すことで、皮膚がすっきり洗浄されるのです。

汚れを落とすだけでなく、ガスールは肌を保湿してなめらかにします。ガスールに含まれるミネラルは皮膚に浸透しやすく、美しい肌と髪をよみがえらせます。

ガスールの最大の特徴は、マグネシウム量が20%以上と、他の粘土とは比較にならないほど多く含まれていること。マグネシウムは細胞内の300以上もの酵素の活性化に関与するといわれ、また、カルシウムやナトリウム、カリウムなど他のミネラルのバランスを維持します。

たとえば、マグネシウムとカルシウムの組み合わせは、皮膚の新陳代謝を高め、バリア機能を改善させるのです。

また、シリカは、コラーゲンやヒアルロン酸と結びついて肌の弾力やうるおいを保つ働きで知られるミネラルです。

ガスールの効能をまとめると、次のようになります。

洗浄力

毛穴のしつこい汚れを深部から取り除きます。

保湿力

ミネラル分が肌や髪の深部まで浸透して、保湿します。

乾燥防止

肌や頭皮のバリア機能を改善して、潤いを保ちます。

シワとくすみ対策

皮膚の新陳代謝を促し、シワの定着を防ぎ、くすみのない明るい透明感のある肌にします。

たるみの改善

肌の弾力を保ち、たるみを防ぎます。

ガスールの使い方

ガスールは、小石ほどの大きさに砕いた状態、もしくは粉状で市場に出回ります。

それを水やフラワーウォーターなどで溶かして使います。

さらに、アルガンオイルやハーブなどを加えて、顔や髪、全身をお手入れします。

文末に紹介する効能別の手作りコスメを参考に、ガスールのお手入れを楽しんでみてください!

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ハーブ入りの手作りガスール

モロッコの女性たちは、このガスールにハーブなどを加えて、オリジナルのガスールを作っています。

ファティマ・メルニーシーさんの著書『ハーレムの少女ファティマ』では、彼女の幼い頃、春から夏に手間をかけてガスール作りが行われていた様子が描かれています。


春にまず、ガスールに混ぜる花の準備をします。

バラのつぼみやギンバイカをはじめとする摘みたての香り高い花が届くと、女性たちは清潔なシーツの上に花を広げ、日陰で乾かします。
こうして乾燥した花々は、真夏まで大切に保存されます。

太陽の光が強まると、本格的なガスール作りが始まります。

まず、乾燥したバラとギンバイカを深鍋に入れ、水を加えて沸騰させます。
しばらく煮たら、鍋を火からおろして、しばらく冷まします。
これでフラワーウォーターのでき上がりです。

次に、浅い素焼きの大鉢にガスールを入れ、そこにバラとギンバイカのフラワーウォーターを加え、しばらくなじませます。
水を十分に吸って膨らんだら、ガスールを布で濾し、残った泥状のものをなめらかなペーストになるまで手でよくこねます。

それを木の板に広げて乾かします。湿気ないように、夜になると粘土を家の中に入れ、太陽が照りつける正午頃にまた運び出します。
五日ほどで完全に乾燥し、自然に割れて薄く小さなかけらになります。


モロッコのガスール作り、楽しそうですよね。

日本でも手作りガスールができますよ!

いろいろな材料を混ぜた後に乾燥させ、使うときには水だけ加えます。
大量に作って、保存しておくと便利です。

モロッコ美容に欠かせない粘土(クレイ)ガスールガスールに、ラベンダーやローズマリーなどのハーブ、アルガンオイルを加えた手作りガスールの作り方です。保湿、乾燥防止、修復、毛穴の引きしめ、エイジングケアの効果が期待でき、しっとりなめらかな肌に。

グレーが一般的ですが、モロッコでは、顔のお手入れに白いガスールを用います。
写真はモロッコで購入した白ガスールです。

白ガスールは粒子が細やかで、パウダーのよう。
肌を傷つけず、やさしく汚れを落とし、くすみのない透明感のある肌にします。

ガスールのパックの作り方

肌や髪の状態に合わせて、ガスールを使いこなしてみましょう!

ガスールのフェイスケア

洗浄力:毛穴のしつこい汚れを深部から取り除きます。

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オイリー肌向けイチゴとレモンのガスールパック

ベタつく肌にウチワサボテンオイルとガスールのパック

アーモンドとはちみつのガスールゴマージュ

保湿力:ミネラル分が肌や髪の深部まで浸透して、保湿します。

https://bien-etre.site/cosmetics-recipes/face-care/pack/ghassoul_lemon/

https://bien-etre.site/cosmetics-recipes/face-care/ghassoul-2/

ビール酵母のガスールのパック

乾燥防止:肌や頭皮のバリア機能を改善して、潤いを保ちます。

https://bien-etre.site/cosmetics-recipes/face-care/dry_skin_strawberry/

https://bien-etre.site/cosmetics-recipes/face-care/dry_skin_pack_milk/

オレンジフラワーウォーターはモロッコ美容の必須アイテム。カサカサ乾燥肌に潤いを与える、オレンジ花水(オレンジフラワーウォーター)とアルガンオイルのガスールパックです。保湿効果の高く、肌荒れも改善。若々しい肌を保つエイジングケアに有効です。

シワとくすみ対策:シワの定着を防ぎ、くすみのない明るい透明感のある肌に。

https://bien-etre.site/cosmetics-recipes/face-care/wrinkles_ghassoul/

https://bien-etre.site/cosmetics-recipes/face-care/wrinkles_figs/

たるみの改善:肌の弾力を保ち、たるみを防ぎます。

目の下のクマとたるみにスイートクローバーのガスールパック

ガスールのヘアケア

洗浄力:毛穴のしつこい汚れを深部から取り除きます。

https://bien-etre.site/cosmetics-recipes/hair-care/oily_hair_pack_lemon/

https://bien-etre.site/cosmetics-recipes/hair-care/oily_hair_pack_henna/

乾燥防止:肌や頭皮のバリア機能を改善して、潤いを保ちます。

美容大国モロッコに学ぶ手作りコスメのレシピです。抜け毛や薄毛の原因となる頭皮の乾燥を防ぎ、育毛促進するヘアケア。ガスールは皮膚の新陳代謝を正常にし、水分の蒸発を防ぐ表皮のバリア機能を高める働きがあります。マッサージしてパックする手軽なお手入れ。

ガスールのボディケア

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